 |
合意形成は建替えを実現する上で最も重要な課題であり、基本的には区分所有者の皆さんが話し合いながら自ら集団としての意思をつくり上げていくことが必要であると考えます。ただし、合意形成にあたっては区分所有者同士では話し難い個人の事情も出てきます。そのような場合にはコンサルタントなどの第三者が関与することで問題を把握し、対応策を立てることが可能になる場合も少なくありません。
大切なことは、合意形成が反対者への圧力や説得ではなく、同じ区分所有者としての問題意識や危機感を共有するところから出発するということです。そのような場の設定や話し合いの過程を経ておくことが、最終的に建替えに消極的な区分所有者にとって決議の結果を受け入れるため必要です。
|